体外受精(ICSI)
ごまちゃん(No.31) 2002.2.9記
治療経過 結婚1年たっても妊娠せず、学生時代からの生理不順の影響かと総合病院の婦人科へ。
まだ、「不妊」という文字は浮かんでおらず何の知識もないまま漠然と通院を始める。
血液検査を受け、数ヶ月基礎体温をつけただけで、「排卵がうまくいっていない」という診断をされ、
クロミッドを処方され毎月飲み、タイミング指導をされるが、一向に妊娠の気配なし。
ひたすら基礎体温だけに頼るドクターに不信感をおぼえ、1年後思い切って不妊治療の専門病院に転院。
初めてちゃんとした検査を受け、(ダンナはこの時点の精液検査では問題なし)クロミッドと同様の作用をもつ
セロフェンを数ヶ月服用しタイミングで様子をみるものの効果なし。
黄体機能不全が主な原因らしいが、経口薬での成果が上がらないのでhMG注射に切り替えて1年粘る。
その間、卵ちゃんは育ったり育たなかったり。ストレスからか体調も崩しがち。思い切ってAIHにチャレンジ。
hMG&hCG後、AIH。高温期には黄体ホルモン補充のルトラール。そして、お決まりの生理・・・を繰り返す。
薬漬けの生活とその後にくる落胆に頭では慣れたつもりでも、体は悲鳴をあげていたのか、
喘息の発作・卵ちゃんのストライキ・風邪による高熱・・・と後から振り返るとボロボロの生活。
それでも、卵ちゃんが育ってくれたのは1年間で3回。その時を待ちAIHをしたが、どれも結果は×。
その上、AIHでダンナの精子がパーコールにかけると激減していることが判明。
とうとう、治療開始から3年以上たって、夫婦でIVFへのステップアップを決意。
3ヶ月間プラノバールで生理をこさせる以外の治療をお休みしてから、IVFにチャレンジした。
(最終的には、ICSIに)
体験記本文 ☆卵ちゃん育成期☆
 ICSIチャレンジの前周期の5日目から、(完全に排卵をコントロールするために)
プラノバールを3週間服用。途中からスプレキュアが始まる。
プラノバールを飲み終わり生理が開始してからは、エコーで原子卵胞の様子をみながら
ドクターがhMGの時期・量を加減。注射3本ごとにエコーとホルモンの採血があり、
結局9本のhMGで、hCGのゴーサインが出る。(周期18日目)

☆採卵&受精☆
 夜9時にhCGを打ち、2日後に採卵。
当日はダンナに付き添ってもらう。前夜9時から飲食禁止。
点滴の針が太く刺された時に痛かったが、その後静脈麻酔が効きすぎて全く意識の無いまま、採卵終了。
当日採卵を受けていた人の中でダントツ最後に目覚める。いつベッドに移されたのかも記憶なし。
しばらくボーっとしたものの、採卵後の体調は悪くない。しかし、なんとなく弱弱しい気分に。
ダンナに待機してもらっていて正解だった。
12個の卵ちゃんが採れたものの、正常受精卵は9個。この日から5日間抗生物質を飲む。

☆ET(ダンナ付き添いなし)☆
 尿を2/3ためてくるように言われたが、加減がわからず飲みすぎて、
手術室に入った頃に既に尿意を感じ焦る。しかし、そのまま手術台に。
分割状況は4〜7まであったが、その内、4分割していてフラグメントが少ない(10%)のものを
2個戻すことに。モニターで戻す受精卵ちゃんを見せてもらう。
必死で見るが、初めて見るため、それが形のいいものかどうかわからなかった。
移植はあっという間。痛みもなかった。
その後1時間ほどベッドで安静にということだったが、移植が終わってすぐからずっとトイレに行きたくて、
我慢しているとどうしてもお腹に力が入ってしまう。看護婦さんに相談し、15分は我慢するようにと言われ
時計とにらめっこ。15分きっかりで、トイレに行ってしまった。
卵ちゃんが出てしまうことはないといわれるものの不安が残った。
その後一応残りの45分は静かに横になっていた。
家へはタクシーで帰り、その後お姫様生活に突入。

☆判定まで☆
 ET後、膣座薬を毎日と、エストラーナというお腹に貼るシール2枚を1日おきによる、
黄体ホルモン補充。(1週間後に病院で血液検査をするがこの時点では何もわからない。)
ET翌朝に何故か体温が前日の36.89から36.48にガクンと下がりショックを受けた。
翌朝またあがったもののその後もガタガタの体温。
朝起きたときに布団をかぶっていたかどうか等で単純に左右されている感じもあり、あてにならず、
なるべく気にしないことにした。ET3日後から、薬のためか胸がはり、下腹部がチクチクしたりした。
その後、生理痛に似た下腹部の鈍痛がずっと続くので不安が続いた。
痛み出すと横になりカイロで暖め、卵ちゃんたちに話しかけたり、
子宮に酸素がいくイメージで深呼吸したりして、リラックスにつとめた。(でも、内心不安いっぱい)

判定日前夜、腹痛が今までで一番あり、諦めかけてベッドの中で泣いていた。
しかし、翌日の病院での尿検査にて生まれて初めての陽性反応がでた。
(下腹部痛は、卵巣のはれによるものだった。)
費用 採卵、卵子・精子処理、ICSI、培養、胚移植で合計48万円。
その他にhMG・hCG注射代、スプレキュア、血液検査、エコー、内服薬(プラノバール)代がかかりました。
合計では、70万円近になったと思います。